ファイル名の拡張子

ファイルビューアでファイルのアイコンをダブルクリックすると、適切なアプリケーションプログラムが起動される。これは、ファイル名の付け方に約束をもうけて、ファイルの拡張子(接尾語)とアプリケーションを関連づけているからである。これをバインディング(binding)と呼んでいる。例えば、Microsoft社のOffice suiteでは、主に次の拡張子が使われる。
拡張子 用途
.doc Word(ワープロ)ファイル
.xls Excel(表計算)ファイル
.ppt PowerPoint(プレゼンテーション)ファイル

以下の拡張子の用途は、世界共通と考えて良い。
拡張子 用途
.txt テキストファイル
.htm または .html HTML(Webページ用言語)ファイル
.jpg または .jpeg JPEG形式の画像ファイル
.gif GIF形式の画像ファイル
.csv CSV形式の表計算データファイル

bindingの約束は強制ではないので、同じ拡張子であっても、そのファイルを読み書きするアプリケーションプログラムは、必ずしも世界中で共通であるとは限らない。WindowsやLinuxでは、バインドするアプリケーションを自分で変更できる。
なお、情報教育システムでの標準設定では、.csv の拡張子がついたファイルはどのアプリケーションにもバインドされていない。つまり、ファイルをダブルクリックしても、ApplixSheetなどは起動されないので注意。これについても、標準設定を変更したほうがよいかセンターで検討したい。

練習問題

  1. Applixスィートではどのような拡張子がつくか?
  2. gEdit で文字だけを入力し、ファイル名を temporary.jpg として保存する。 ファイルビューアからtemporary.jpg のアイコンをダブルクリック するとどうなるか。 さらに、拡張子を .html に変更して同様の操作をするとどうなるか。

Last modified: Mon May 28 09:50:19 JST 2001