テキストファイルへの保存

Applix スプレッドシートのデータは、テキストデータとして保存して、ほかのアプリケーションで利用することができます。ただしこのときには式を保存することはできないので、データのなかの式はすべて計算結果に置き換えられます。シートのうえでみえている値が保存されると考えてもいいでしょう。

Applix スプレッドシートのファイルの全体をテキストファイルとして保存するには「ファイル」→「外部保存」を選びます。パネルが開くので、そこで「外部保存ファイルタイプ」を指定します。通常つかうのはつぎのふたつでしょう。

o ASCII 行列
タブ記号で区切られて保存される
o CSV
コンマ (,) で区切られて保存される (CSVは Comma Separated Value の略)
これらのファイルタイプでは、通常の文字コードだけのファイルが書き出されるので、 gEdit などで読むことができます (ただし Windows パソコンなどにファイルを持っていくときは注意)。

「外部保存」パネル

ひとつのファイルに複数のシートがある場合は、 すべてのシートを順につなげたかたちで テキストファイルに書き出されます。

なお、「外部保存ファイルタイプ」ではテキストファイル以外のファイル形式も用意されています。 Windows パソコンの表計算ソフトとデータをやりとりしたい、などという向きはためしてみてください。ただし完全にデータが変換できるわけではないようです (「へルプ」参照)。 また、日本語をふくむシートを「ASCII行列」「CSV」形式でテキストファイルに書き出した場合、そのファイルをパソコンでそのまま読むことはできません (文字化けします)。書き出したファイルを mgedit などで「シフトJISコード」に変換しておくようにしてください。

コピー & 貼り付け

スプレッドシート上でデータ範囲を選択して「編集」→「コピー」すると、その部分のデータがクリップボードにコピーされます。これをほかのアプリケーションに貼り付けて使うことができます。
o Applix ワードに貼り付ける場合
「表」のかたちで貼り付けられる
o gEdit に貼り付ける場合
タブ区切りで貼り付けられる

外部読み込み

タブ区切りやコンマ区切りのファイルをApplix スプレッドシートで読み込むこともできます。「ファイル」→「外部読込」をえらび、でてくるパネル上部の窓でファイル名を指定し、下部の「外部読込ファイルタイプ」で「ASCII 行列」または「CSV」をえらびます。

なお、タブやコンマ以外にも、特定の文字で区切られているデータを読み込むことができます。このときは「外部保読込ファイルタイプ」として「ASCIIウィザード」をえらび、そのあとで必要な条件を指定します。