ホームページ作成(初級編)


とにかく作ってみましょう

  1. ホームディレクトリにpublic_htmlという名前のディレクトリを作成する.
  2. エディタ(gEditなど)を使って,以下のファイルを作成し,作成したフォルダpublic_htmlの中にindex.htmlというファイル名で保存する.
    <HTML>
    <HEAD>
    <TITLE>Welcome to My Homepage!</TITLE>
    </HEAD>
    <BODY>
    
    私のホームページにようこそ!!
    今ホームページを作っています.
    更新するまで待っていてくださいね.
    
    </BODY>
    </HTML>

  3. メインメニューから「センターメニュー」→「環境設定」→ 「自分のWebページを公開」を実行する.
    (注)この作業は新しいファイルをpublic_htmlに作るたびに 実行すること!
  4. Netscapeで,
    http://webserver/~ログイン名/
    をオープンすると このように表示されるはずです.

ファイルindex.htmlの意味は?

index.html は,索引(index)を書いた HTML ファイルという意味です.通常,
http://webserver/~ie-014nm/
というように, HTMLファイルの置き場所を指定するURL(Uniform Resource Locator) がディレクトリ名で終わり,特にファイルの名前を指定されていない場合には,このindex.htmlが読み込まれるようになっています.なお,HTMLで書かれたファイルは,通常,.htmlという拡張子をつけることになっています.
注意: 現在のところ,サイバーメディアセンターで作った各自のホームページはセンターの外から参照することができません.

HTMLタグの基本

HTML は,通常の文章の中に < >で囲まれたコマンド(タグ)を埋め込むことによって,文章の構造を指定したり,画像データを貼り付けたり,他の情報の参照を指示したり(ハイパーリンク)することができます.
タグは,<タグ名>という形で記述されます.ほとんどのタグは対になっており,タグ名の頭に/を付けた</タグ名>を終わりを表すタグとし,通常は,
<タグ名( オプション=…)>

タグによって修飾する内容

</タグ名>
といった形で使用します.オプションはタグに対しての情報を指定するもので,開始のタグの中で必要に応じて指定します.

お約束のタグ

HTMLの基本的な構成は,

<HTML>

<HEAD>
   <TITLE> タイトル </TITLE>
</HEAD>

<BODY>
     本体
</BODY>

</HTML>

となり,上の4種類のタグはいわゆるお約束のタグです.
  1. <HTML>〜</HTML>はこのファイルがHTMLで記述されていることを表すものです.HTMLで書かれたファイルは,ヘッダ部とボディ部の2つに分けられます.

  2. ヘッダ部は<HEAD> 〜 </HEAD>で囲み,そのHTMLファイルのタイトルなどを記述します.

  3. <TITLE> 〜 </TITLE> タグで囲まれた文字列はこのHTMLファイルのタイトルとして扱われます.

  4. <BODY> 〜 </BODY>で囲まれた部分はボディ部と呼ばれ,HTMLファイルの本文が記述されます.


改行<BR>と段落<P>

上のindex.htmlの例でも見たように,HTMLでは改行文字および空白文字は無視されます.陽に改行を挿入するにはタグ <BR>で指定します.また,段落をあらわすタグ<P>で空行を挿入することができます.
先ほどのindex.htmlに適当に挿入してみましょう.本文を適当に自分の好きなように編集してみてください.編集後は, Netscapeで「再読み込み」ボタンを押してください.

<HTML>
<HEAD>
<TITLE>Welcome to My Homepage!</TITLE>
</HEAD>
<BODY>

私のホームページにようこそ!!<BR>
今ホームページを作っています.<BR>
更新するまで待っていてくださいね.<BR>
<P>
masa-n@ecs.cmc.osaka-u.ac.jp
</BODY>
</HTML>

このように 表示されるはずです.

見出し<H1>と区切り線<HR>

<H1> 〜 </H1>で囲まれた文字列は,見出しとして表示されます. <H1>は一番大きな見出しを表しますが, <H1>から<H6> までの6段階の見出しを利用することができます.
また, <HR> で,水平の区切り線を入れることができます.自分のホームページの見出しをつけてみましょう.編集後は, Netscapeで「再読み込み」ボタンを押してください.

<HTML>
<HEAD>
<TITLE>Welcome to My Homepage!</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
<H1>中村のホームページにようこそ</H1>
<HR>

<H2>今日のひとこと</H2>

私のホームページにようこそ!!<BR>
今ホームページを作っています.<BR>
更新するまで待っていてくださいね.<BR>

<H2>新着情報</H2>

<H2>自己紹介</H2>

<P>
<HR>
masa-n@ecs.cmc.osaka-u.ac.jp
</BODY>
</HTML>

このように 表示されるはずです.

背景と文字の色

<BODY> タグのオプションを指定することで,ホームページの背景と文字の色の指定ができます.文字の色はtext,背景はbgcolorで指定します.たとえば,背景を白,文字を黒にしたいときには <BODY text="black" bgcolor="white"> と指定します.
色の指定は,色名で指定(下のテーブル参照)するか,"#rrggbb" : 赤(r),緑(g),青(b)の各色成分を,それぞれ16進数2桁で定義することができます(詳しくは次回).
aqua fuchsia 紅紫 maroon red gold ゴールド
black gray グレー navy ネイビー silver シルバー teal
blue green olive オリーブ yellow 黄色 greenyellow きみどり
brown ブラウン lime ライム purple white orange オレンジ
ホームページ内の特定の文字の色だけを変更するためには,フォントタグ <FONT color="色"> 文字列 </FONT> を用いて指定します
例:これは<FONT color="brown">茶</FONT>です.
自分のホームページに好みの色をつけてみましょう.また,いままで習ったタグを利用して好きなように編集してみましょう.

<HTML>
<HEAD>
<TITLE>Welcome to My Homepage!</TITLE>
</HEAD>
<BODY text="black" bgcolor="white">
<H1>中村のホームページにようこそ</H1>
<HR>

<H2><FONT color="brown">今日のひとこと</FONT></H2>

私のホームページにようこそ!!<BR>
今ホームページを作っています.<BR>
更新するまで待っていてくださいね.<BR>

<H2><FONT color="brown">新着情報</FONT></H2>
2000年6月12日 <BR>
情報活用基礎で初めてのホームページを作りました.<BR>
今日はいい天気でした.<BR>

<H2><FONT color="brown">自己紹介</FONT></H2>
中村匡秀 (Masahide Nakamura)<BR>
<P>
1972年兵庫県生まれ<BR>
現在サイバーメディアセンター助手<BR>
<P>

<P>
<HR>
masa-n@ecs.cmc.osaka-u.ac.jp
</BODY>
</HTML>

このように 表示されるはずです.

リンク

HTML の最大の特徴は「文書の相互参照が行える」ということです.ここでは,他のホームページへのリンク(ハイパーテキストリンク) を作ってみましょう.
これにはアンカータグ<A>〜</A> を使います.オプション HREFとあわせて次のように覚えてしまいましょう.
<A HREF="他のホームページのURL"> リンク先を表す文字列</A>
例えば,上の「現在サイバーメディアセンター助手」の"サイバーメディアセンター"のところに,センターのホームページ (http://webserber/)をリンクしたい場合には,
現在 <A HREF="http://webserver/">サイバーメディアセンター </A> 助手
と書くと,以下のようになります.
現在 サイバーメディアセンター 助手
自分のディレクトリ(public_html)にあるファイル (例えば,picture1.jpg)へのリンク(内部リンク)は
<A HREF="picture1.jpg">僕の絵</A> です.
等とすることができます(どんなファイルでも良い. ただし,public_htmlに新たなファイルを追加したときは,「自分のWebページの公開」を忘れないこと ).
先ほどのHTMLに面白いサイトという項目を追加してみました.これを参考にして自分の好きなサイト(友達のページ等) のリンクを作ってみましょう.

<HTML>
<HEAD>
<TITLE>Welcome to My Homepage!</TITLE>
</HEAD>
<BODY text="black" bgcolor="white">
<H1>中村のホームページにようこそ</H1>
<HR>

<H2><FONT color="brown">今日のひとこと</FONT></H2>

私のホームページにようこそ!!<BR>
今ホームページを作っています.<BR>
更新するまで待っていてくださいね.<BR>

<H2><FONT color="brown">新着情報</FONT></H2>
2000年6月12日 <BR>
情報活用基礎で初めてのホームページを作りました.<BR>
今日はいい天気でした.<BR>

<H2><FONT color="brown">自己紹介</FONT></H2>
中村匡秀 (Masahide Nakamura)<BR>
<P>
1972年兵庫県生まれ<BR>
現在 <A HREF="http://webserver/">サイバーメディアセンター</A> 助手<BR>
<P>

<H2><FONT color="brown">面白いサイト</FONT></H2>
<A HREF="http://webserver/~naka/">中西先生のページ </A>
<P>
<A HREF="http://www.asahi.com/">朝日新聞</A>
<P>
<A HREF="http://www.jra.go.jp/">JRA中央競馬</A>
<P>

<P>
<HR>
masa-n@ecs.cmc.osaka-u.ac.jp
</BODY>
</HTML>

このように 表示されるはずです.

箇条書き(余力のある人向け)

余力のある人は,箇条書きに挑戦してみましょう.箇条書きは,重要なポイントを端的にまとめて,羅列するときに有効です.下のソースを自分のHTMLの適当な場所に挿入してみましょう.
■ 箇条書き(ノーマル) <UL> <LI> 項目 .... </UL>

HTMLの箇条書きには次の3点がある.
<UL>
  <LI> ノーマル
  <LI> 番号付
  <LI> 表題付
</UL>

■ 箇条書き(番号付) <OL> <LI> 項目.... </OL>

2001年サッカー・コンフェデレーション杯の順位は以下のようになった.
<OL>
  <LI> フランス
  <LI> 日本
 <LI> オーストラリア
</OL>

■ 箇条書き(表題付) <DL> <DT> 表題 <DD> 説明 .... </DL>

ファイルの拡張子について
<DL>
  <DT> csv
     <DD> Comma Separated Valueの略.コンマ区切りに値を並べたテキストファイル.
          表計算のデータ交換に使われることが多い.
  <DT> aw
     <DD> Applix Word 形式.Applixワードのデータ保存形式.
  <DT> ag
     <DD> Applix Graphics形式.Applixグラフィックスのデータ保存形式.Applix
          プレゼンテーションにも用いられる.
  <DT> as
     <DD> Applix Spreadsheet形式.Applixスプレッドシートのデータ保存形式.
</DL>

最後に

余った時間で自分のホームページを整形し,今までの復習をしてみましょう.
HTML上達のためには,他のホームページのHTMLソースを見てみるのもいいかもしれません(右クリック→「ソースの表示」).ただし,ページによっては,文字コードの違いのため,文字化けが起こる可能性があります.

Copyright to Masahide Nakamura, Cybermedia Center, Osaka University
masa-n@cmc.osaka-u.ac.jp
http://webserver/~masa-n/
(Last Updated on 2001-06-15 16:20:50)