\textrm
コマンドは使用しないで下さい.
\textrm
コマンドを使用すると
一時的にテキストモードに移行するため,
正しい文字サイズを選択することができなくなるためです.
文字サイズを正しく変更できるようにするには,
\mathrm
を使用して下さい.
しかし,\mathrmコマンドは短い文字列にしか
対応していないことにも注意しておいて下さい.
また,依然としてスペースは無視され,
アクセント文字も使用できません5.6.
LATEXは自動で文字サイズを決定して出力しますが, それでも正しい文字サイズを伝えなければならないことも あるでしょう. 数式モードでは,以下の四つのコマンドで文字サイズを 指定することができます.
これらのコマンドは,別行立て数式における 積分や総和記号の添字の出力形式にも影響を与えます.
上の例は,通常の\left[ \right]
が出力する括弧よりも
大きなサイズの括弧を必要とする場合の
指定方法の一例でもあります.