放送大学「情報処理入門」講義メモ2

2005212

講師:中村匡秀 (なかむら まさひで)  奈良先端科学技術大学院大学・助手

TA:井垣 宏 (いがき ひろし)    奈良先端科学技術大学院大学・D3

5. 表計算ソフト(エクセル)を使ってみましょう

起動:スクールメニュー上部の「サブメニュー2」を選択しExcelをクリックする。

表計算とは:様々な情報を表形式にまとめて、計算やグラフ化を行うこと。表の横方向を列、縦方向を行と数える。

セル:エクセルの1つ1つの枠のこと。セルには数値や文字などのデータを入力する。矢印キーまたはマウスクリックで現在選択しているセル(アクティブセル)を移動できる。各セルは名前(A1, F4など)で指定される。

セルに入力できるデータの種類数値(24  -3.14  12,000)文字列(大阪、Osaka)(=1+2  =A4+B5)

6. 表を書いてみましょう

練習:セルの2〜3行目に左端から以下のような表を入力してみる。

 

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

合計

平均

電気代

4524

4939

6523

7943

9750

8532

6300

 

 

罫線を引く:表全体をマウスでドラッグし、ツールバーの罫線のアイコン(格子型のマーク)の▼をクリックして、格子型を選ぶ。

合計の計算:「合計」の下のセルに移動する。ツールバーのΣのアイコンをクリック。9月〜3月のデータをマウスでドラッグして[Enter]キーを押す。9月〜3月の電気代の合計が計算される。

平均の計算:「平均」の下のセルに移動する。ツールバーのΣのアイコンの横の▼をクリックし、「平均」を選択する。9月〜3月のデータをマウスでドラッグして[Enter]キーを押す。9月〜3月の電気代の平均が計算される。

表の追加:先ほどの表に以下を追加して、同様に水道代、ガス代それぞれの合計、平均を求めてみる。

水道代

3013

0

3930

0

4162

0

3828

 

 

ガス代

1232

1423

1636

2353

2325

1879

1323

 

 

合計

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各月の合計:9月の合計をΣのアイコンで計算。次に、そのセルを「編集」→「コピー」。10月〜3月の合計のセルをドラッグで一括選択してから、「編集」→「貼り付け」。これにより、合計の手順が一括でコピーされる。

表の保存:「ファイル」→「上書き保存」で定期的に表を保存しておくこと。

7. グラフを書いてみましょう

グラフの描画:表の9月〜3月の範囲を選択(合計、平均は除く)し、「挿入」→「グラフ」(またはグラフアイコンをクリック)。縦棒グラフを選ぶ。「次へ」をクリック(2回)。「グラフタイトル」にグラフのタイトル(例:「我が家の光熱費」)と入力し、「完了」をクリック。グラフが挿入される。

様々なグラフ:エクセルにはいろんな形のグラフが用意されている。折れ線グラフなども書いてみる。

離れたセルの選択Ctrlキーを押しながらマウスでドラッグすると、離れたセルを同時に選択できる。これを使えば例えば9月、12月、3月だけのグラフを書くことができる。

8. グラフや表をワード文書に貼り付けてみましょう

ワードへの表・グラフの貼り付け(p.53-54参照)Wordを起動し、挿入したい場所にカーソルを合わせる。Excelで挿入したい表・グラフをマウスでドラッグ選択し、「編集」→「コピー」。Wordの画面にて、「編集」→「形式を選択して貼り付け」、現れた画面で「貼り付ける形式」で[Microsoft Excel ワークシートオブジェクト]を選択してOKをクリック。