filename.texという名前をもつ別ファイルの内容を 読み込みたい箇所に,次のコマンドを使用します.
この時LATEXは,改ページを行った後に
filename.texで指定されたファイルの内容を読み込み
組版します.
二つ目のコマンドはプリアンブルで使用するもので,
\include
コマンドに書かれたファイルのうち,
実際に読み込むファイルをLATEXに指示するコマンドです.
上のコマンドが文書のプリアンブルで実行されると, \includeonlyコマンドの引数に並べられたファイルに対して のみ\includeコマンドが実行され,実際に読み込まれます. ファイル名とコンマの間にスペースは入れないようにして下さい.
\includeコマンドは,改ページを行った後に 読み込んだ内容に従って組版を行います. こうすることによって,このファイルを読み込まなくても 改ページの位置が変わったりせず常にそのファイルの先頭から 新しいページが始まるので,\includeonlyコマンドを 使用するときには助かります.
上のコマンドを使用すると,
引数に指定されたファイルをその箇所に読み込んで組版します.
LATEXで文書のエラーチェックを簡単に行うには, syntonlyパッケージが利用できます. これは,DVIファイルなどの出力は行わず, コマンドの使い方や構文が適切かどうかをざっと調べるだけなので, タイプセットが早く終わり,貴重な時間を節約することができます. 使い方はきわめて簡単です.
\usepackage{syntonly} \syntaxonly
出力を行いたいときには,二行目をコメントアウトする (行頭にパーセント記号を書き加える)だけです.