これとは逆に,大文字の後のピリオドで文を終わらさせたり,
小文字で終わる省略記号などを正しく処理させるには,
文書の執筆者がそれらを指定しなければなりません.
スペースの前にバックスラッシュを置くと,
大きさを変化させないスペースを出力します.
チルダ`~
'は,大きさが変化せず,
加えてその位置での改行を禁止するスペースを作り出します.
ピリオドの前の\@
コマンドは,
大文字に続く場合でもこのピリオドで文が終わることを示します.
次のコマンドを使用することで,ピリオドの後のスペースも 単語間のスペースと同じにすることができます.
このコマンドは,LATEXに通常の単語間のスペースよりも
大きなスペースをピリオドの後に挿入しないように
指示します.
これは参考文献では普通に行われていることであり,
また英語以外の言語では通常の文章でもそうなっています.
\frenchspacingコマンドを使用すると,
\@
コマンドは必要なくなります.