この冊子ではLATEX2eについて説明し, たいていの文書をLATEXを使用して作成することが できるようになっています. LATEXについての詳細な記述については, 参考文献[1,3]を参照して下さい.
LATEXは,PC,MacintoshからUNIX,VMSシステムといった 規模までのほとんどのコンピュータ上で使うことができます. 多くの大学のコンピュータネットワーク上にもLATEXが インストール可能であり,すぐに利用することができます. 使用しているコンピュータ上でのLATEXの使い方に関しては, ローカルガイド [4]を参照して下さい. LATEXを始めるにあたり問題が生じたら, この冊子を紹介してくれた人に尋ねてみて下さい. この冊子には,LATEXのインストールや セットアップの方法については書かれていません. LATEXを使用して,文書を作成する方法が書かれているのです.
この冊子は,5つの章から構成されています.
この冊子はそんなに膨大なものではないので,
最初の章から順に読んで下さい.
LATEXで文書を作成するための多くの情報が,
この冊子の中の様々な例題に含まれていますので,
例題は注意深く読んでください.
LATEXに関して必要なものがあれば,
Comprehensive TEX Archive Network(CTAN)
ftpサイトを覗いて下さい.
アメリカではftp://ctan.tug.org/,
ドイツではftp://ftp.dante.de/,
イギリスではftp://ftp.tex.ac.uk/というサイトと
なっています.
これらの国以外に住んでいるのであれば,
ネットワーク的に近いところのCTANミラーサイトを選んで
利用して下さい2.1.
自分が使用しているコンピュータで 新たにLATEXを使用したければ, 必要なものをCTAN:/tex-archive/systemsで調べて インストールして下さい.
この冊子に対して追加,削除,変更すべき事項などがあれば,
お知らせ下さい.
特にこの冊子のわかりやすい箇所,
もっとうまく説明すべき箇所などについて
LATEX初心者からの連絡をお願いいたします.
Tobias Oetiker <oetiker@ee.ethz.ch>
Department of Electrical Engineering,
Swiss Federal Institute of Technology
スイス連邦工科大学 電気工学科
NOMURA Masataka <nomura@cc.kshosen.ac.jp>
Department of Marine Engineering,
Kobe University of Mercantile Marine
神戸商船大学 商船学部
この冊子の最新バージョンは,
CTAN:/tex-archive/info/lshort/から
入手できます2.2.