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5.9 数式モードにおけるボールド体

LATEXを使って,数式内でボールド体の記号を出力するのは 簡単ではありません. これは,初心者が乱用するのを防ぐために採られた措置 だろうと思われます. 数式中でフォントをボールド体に 変更する\mathbfコマンドは,ボールド体の文字を 出力しますがローマン体(立体)であり, 数学記号で通常使用するイタリック体のボールド体ではありません. そのためのコマンドとして \boldmathコマンドがありますが, これは数式モード内では使用できません. ただし,このコマンドはギリシャ文字などの記号にも 適用できます.


\begin{example}
\begin{displaymath}
\mu, M \qquad \mathbf{M} \qquad
\mbox{\boldmath$\mu, M$}
\end{displaymath}\end{example}

上の例では,望んではいないと思いますがコンマも 太文字になっていることに注意して下さい.

より簡単に使用できるように,(amsmathパッケージで 読み込まれる)amsbsyパッケージでは, \boldsymbolコマンドが定義されています.


\begin{example}
\begin{displaymath}
\mu, M \qquad
\boldsymbol{\mu}, \boldsymbol{M}
\end{displaymath}\end{example}


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Hiroyuki Ohsaki (oosaki@ics.es.osaka-u.ac.jp)