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3.6 LATEXで扱うファイル

LATEXを使うときには, 様々な拡張子を持つけれども さっぱり意味のわからないファイルに混乱することでしょう. 以下のリストは,TEXを使用する際に目にする 様々なファイル形式について 説明したものです. この表は,すべての拡張子について書かれてはいません. もし必要だと思うものがあれば,ご連絡下さい.

.tex
LATEXやTEXの入力ファイル. latexプログラムでタイプセットを行います.

.sty
LATEXのマクロパッケージ. LATEX文書中で\UsePackageコマンドによって 読み込まれるファイル.

.dtx
ドキュメント化されたTEXファイル. LATEXスタイルファイルの主な配布形式. .dtxファイルをタイプセットすることにより, .dtxファイルに書かれているLATEXパッケージの マクロコードの説明書が得られます.

.ins
対応した.dtxファイルに含まれるファイルを 作成するためのファイル. ネットワークでLATEXパッケージを入手する際には, .dtxファイルと一緒に.insファイルも入手して下さい. .dtxファイルを処理するために.insファイルを LATEXで処理します.

.cls
文書の形式を定義するクラスファイル. \documentclassコマンドで読み込まれます.

以下のファイルは,入力ファイルをLATEXで処理する際に作成 されます.

.dvi
デバイスに依存しないファイル. LATEXでタイプセットを行った際に出力されるファイル. プレビューアで内容を確認したり,dvipsなどの プログラムで印刷を行います.

.log
直前のタイプセット時に出力された 詳細情報が書かれたログファイル.

.toc
章,節などの見出しを書き出したファイル. 次にタイプセットを行う際に読み込まれ, 目次を作成するために使われます.

.lof
.tocと同様ですが, 図の一覧を作成するためのファイル.

.lot
.tocと同様ですが, 表の一覧を作成するためのファイル.

.aux
一度タイプセットを行った際の情報を 次のタイプセットで利用するために作成されるファイル. また,.auxファイルには相互参照に関する情報も 書かれています.

.idx
索引が必要な文書では, LATEXがこのファイルに索引語を書き出します. makeindexプログラムで処理されるファイル. 索引に関する詳細については, [*]ページの6.3節を 参照して下さい.

.ind
.idxファイルをmakeindexプログラムで 処理したファイル. 次のタイプセットで文書中に読み込まれ索引を出力します.

.ilg
makeindexプログラム実行時のログファイル.

3.6.1 ページスタイル

LATEXでは,あらかじめ定義されている ヘッダ・フッタの組み合わせで 三種類のページスタイルが設定できます. 以下のコマンドのstyleパラメータで, どのスタイルを使用するか指定します.


\begin{command}
\texttt{\symbol{'134}pagestyle}\verb*\vert{\vert\emph{style}\verb*\vert}\vert
\end{command}

使用できるページスタイルを表3.4に示します.


表 3.4: LATEXで使用できるページスタイル
\begin{table}\begin{lined}{12cm}
\begin{description}
\item[\normalfont\texttt{...
...ージ上部,下部ともに何も出力しません.
\end{description} \end{lined}\end{table}


次のコマンドで,このコマンドが現れたページのスタイルを 変更することができます.


\begin{command}
\texttt{\symbol{'134}thispagestyle}\verb*\vert{\vert\emph{style}\verb*\vert}\vert
\end{command}

新たにヘッダ・フッタを定義したい場合には, The LATEX コンパニオン [3]もしくは[*]ページの6.4節を 参照して下さい.


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Hiroyuki Ohsaki (oosaki@ics.es.osaka-u.ac.jp)