LATEXで索引を作成するには,以下のコマンドを用いて, makeidxパッケージをプリアンブルで 読み込まなければなりません.
そして,次のコマンド
を入力ファイルのプリアンブルに書くことによって, 実際に索引を作成するコマンドが有効になります.
索引は,次のコマンドで作成し,
keyが索引の見出しになります. 索引に出力したい用語が文章中に現れるところで このコマンドを入力します. 表6.2は,引数keyの書き方を いくつかの例と共に示しています.
入力ファイルをLATEXで処理すると,
それぞれの\indexコマンドは,
その出現ページと共に適切な索引見出しを作成し,
それを特別なファイルに書き出します.
ファイル名は,LATEXが処理する入力ファイルと
同じ名前を持ち,拡張子は.idxとなります.
そして,この.idxファイルをmakeindexで
処理します.
makeindexは,filenameと同じ名前を持つ 拡張子.idxファイルをソートして, 拡張子が.indの索引ファイルを作成します. 再びLATEXで入力ファイルを処理すると, 次のコマンドが書かれた場所に,ソートした索引ファイルを 読み込んで索引を出力します.
LATEX2eで導入されたshowidxパッケージを用いると, 入力したindexコマンドの引数を全て 文書の左マージンに出力します. これは,文書の校正や索引の確認を行うのにとても便利です.