\documentclass{...}
これは,どんな種類の文書を書こうとしているかを LATEXに知らせるためのものです. このコマンドの後に, 文書全体のスタイルを変えるコマンドを書いたり, LATEXシステムに新しい機能を加えるパッケージを 読み込んだりするのです. そのようなパッケージを読み込むためには,
\usepackage{...}
コマンドを使用します.
これらがすんだ後に3.6,文書本体を
\begin{document}
コマンドで書き始めるのです.
さて,LATEXコマンドとともに文章を入力し終えたら,最後に
\end{document}
コマンドを書き込み,LATEXに入力ファイルの終わりであること
を伝えます.
このコマンドより後ろは,何が書かれていてもLATEXは無視し
ます.
図3.2は,LATEX2eで処理を行うための最低限の入力ファ イルの内容を示しています. もう少し複雑な入力ファイルを, 図3.3に示します.