ここでclassは,
作成する文書の形式(クラス)を指定する引数です.
表3.1は,
ここで説明した文書クラスを示しています.
LATEX2eは,手紙やスライドなどの文書形式を作成するための
別のクラスも用意しています.
optionは,
文書クラスで設定されている標準値を変更するための
オプション引数であり,
コンマで区切って並べます.
標準的な文書クラスにおける一般的なオプション引数を
表3.2に示します.
例:入力ファイルが次のように書かれているとします.
\documentclass[11pt,twoside,a4paper]{article}
これは,基本の文字サイズ11ポイント,
A4用紙に両面印刷用に適したレイアウトを行った
aritcleクラスの文書を組版することを
LATEXに指示しています.
ここで,packageはパッケージの名前,
optionsはパッケージ特有の機能を引き出すための
オプション引数です.
LATEX2eの基本システムに含まれているパッケージもあります
(表3.3参照)が,たいていのものは,
LATEXの基本システムとは別に配布されています.
使用しているコンピュータ上で利用できる
パッケージについての詳しい情報は,ローカルガイド [4]をご覧下さい.
LATEXのパッケージに関しては,
The LATEX コンパニオン [3]が主要な参考文献です.
この本には,数百のパッケージについての説明が
LATEX2eをどのように拡張するかの情報とともになされています.