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4. コピーと移動

ほかのアプリケーションと同様に、選択した範囲のセルの内容を切取り、コピー、貼り付けできます。「編集」メニュー、右クリックのメニュー、ショートカットキー (F3, F4, F5) から利用できます。移動の場合、選択範囲のはしにマウスカーソルをあわせてドラッグすることで移動させることもできます。

こうしてコピー/移動した場合、式のなかの参照アドレスは、参照先のアドレスと参照元のアドレスとの相対的な位置関係が保たれるように自動的に変更されます。たとえば、「=A3+B3+C3+D3」となっているセルを1行下に移動させたとすると、その内容も1行下を参照するように「=A4+B4+C4+D4」におきかわります。このようにコピー/移動のときに相対的な位置関係が保存されるような参照の方法を 「相対参照」といいます。 Applixスプレッドシートでは、ふつうの「A1」のような書きかたのアドレスは相対参照としてあつかわれます。

これとは逆に、どこに移動させても常に同じアドレスを参照したい場合もあります。その場合には列・行の前にそれぞれドル記号 ($) をつけて「=$A$3+$B$3+$C$3+$D$3」のように指定します。 このようにすると、どこに移動させても常におなじ位置のセルを参照するようになるので 「絶対参照」といいます。

行は相対的に変化してほしいが列は絶対的に固定しておきたいというようなときは、「=$A3+$B3+$C3+$D3」のように、固定しておきたいほうだけに $ をつけます。


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表計算とグラフ作成:目次 <
  1. 初歩の初歩
  2. データ入力
  3. 計算
  4. コピーと移動
  5. グラフ
  6. データの整理